予定の本の中で、
現在手を付けているのが「空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」だが、
これの原題は、INTO THIN AIRである。
次に読もうとしていたのが、「恐竜はなぜ鳥に進化したのか」だが、
同じく原題は、Out of Thin Air。
まったくの偶然だ。
「空へ・・・」は、薄い空気に起因する高山病が登山者を襲い、遭難という悲劇を生む過程をつぶさに検証している。
一方、「恐竜は・・」の冒頭は、こんな書き出しではじまる。
ヒマラヤ大山脈の最高峰であるエヴェレスト(チョモランマ)は、標高八八四八メートルに達する。その山頂はよく知られているように、薄い空気の中に突きだしている。この高さでは、地球の大気の圧力はすっかり弱まっていて、生物がすめる地球の表面よりもむしろ火星の大気に近いくらいだ。
(中略)
エヴェレストの山頂で、酸素補給なしで生き残れる人間はほんの一握りしかおらず、エヴェレストやその他の高山で、多くの人を死に至らしめた原因は、大抵の場合、この酸素不足だった。したがって、そうした登山者が死んでいく時に最後に見たかもしれない眺めに思いをはせると、言い知れぬ皮肉を感じる。まちがいなく何人かは、苦しい息の中で青空を見上げつつ、V字編隊をなして世界の屋根を越えて静かに進んでいく気高いインドガンの群れが、たやすく人を殺すエヴェレストの高さよりもさらに何百メートルも上の薄い空気のなかを苦もなく飛んでいくのを目にしたことだろう。・・・
読むための道筋が、なぜか出来ていることの偶然には、心躍るのである。
ガストロノミ 美食のための知識と知恵 ジャン・ヴィトー著 佐原秋生訳 文庫クセジュ
犬の系譜 森山大道著 河出文庫
犬の系譜 終章 森山大道著 河出文庫
空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか ジョン・クラカワー著 海津正彦訳 文藝春秋
失われた町 三崎亜記著 集英社
鼓笛隊の来襲 三崎亜記著 光文社
破滅への疾走 高杉良著 新潮文庫
恐竜はなぜ鳥に進化したのか ピーター・D・ウォード著 垂水雄二訳 文藝春秋
ミトコンドリアが進化を決めた ニック・レーン著 斉藤隆央訳 みすず書房
入唐求法巡礼行記 第1巻 (東洋文庫) 円仁著 平凡社
街道をゆく24 近江散歩、奈良散歩 司馬遼太郎著 朝日新聞社
街道をゆく16 叡山の諸道 司馬遼太郎著 朝日新聞社
司馬遼太郎対話選集1 この国のはじまりについて 文春文庫 文藝春秋
司馬遼太郎対話選集8 宗教と日本人 文春文庫 文藝春秋
日本史の旅は、自転車に限る。 疋田智著 エイ出版社
古寺巡礼 京都12 延暦寺 淡交社
歴史文化ライブラリー55 比叡山延暦寺 世界文化遺産 渡辺守順著 吉川弘文館