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「デジタル公害 ケータイ・ネットの環境破壊」
懸樋哲夫著 緑風出版
書のなかで、携帯電話の高周波の害について、
旧郵政省管轄の調査研究を自らの手でもみ消した事案を取り上げている。
通話中の高周波が脳に通じる血管の関門となる部分を麻痺させ、
有害物質のフィルター的役割をスポイルさせるという。
また、携帯電話は基地局をたえず探し微弱な電波を出し続けているが、
男性の場合、ズボンのポケットやベルトのホルダーにいれていると精子に影響が及ぶらしい。
7割近くの精子が動きの鈍いものになるという。
携帯電話がもたらす害について、ヨーロッパでの報告と日本のそれとの数値の開きがあること、
また、対応の鈍さ、研究組織の独立性などでも、多くの問題を孕んでいるようだ。
アスベストの害について、アメリカでは1914年に認められている。
日本で使用禁止になるまでは。世紀を越えなければならなかった。
たばこの害が認められて、日本で未成年が吸うことを禁止したのは1900年だ。
たばこに対する社会的な制約が強まったのは、ごく最近のことだ。
いずれも百年もの間、害は垂れ流しの状態が続いたわけであり、
その論で行けば、携帯電話に対する規制は2100年まで絶望的といえるだろう。